ドライヤーを嫌がる犬!?どうやったらうまくいく?
うちでは盲導犬候補の犬を1歳まで預かって育てる
パピーウォーカーのボランティアをやったことがあります。
その際「シャワーが終わったら必ずドライヤーで乾かすように」
という指示を受けました。
でもドライヤーがきらい、苦手というワンちゃんはいますよね。
嫌がるワンちゃんに無理やりドライヤーを使うのは大変です。
何とか犬のドライヤー嫌いを克服できないものでしょうか?
犬にドライヤーは必要?自然乾燥はダメ!?
結論を言うと犬のシャワー後は自然乾燥はNGです!
犬の皮膚はヒトの皮膚の5分の1ほどしかなく、とても繊細です。
そんな繊細な肌を自然に乾燥させようとすると、カビヤバい菌が
生したり皮膚病にかかってしまうことがあります。
特にお尻やワキの下、下腹部はしっかり乾かさないと
肌トラブルの原因になります。
大変でもドライヤーでしっかり乾かしてあげましょう。
ドライヤーが苦手、嫌がる犬の心理は!?
- 音がイヤ!
- 熱い!
- 強い風がイヤ!
犬がドライヤーがきらいな理由、心理としては
この辺があげられますね。
反対に言えばこの3つが克服できればドライヤー嫌いを
克服できるといえます。
ドライヤー克服法!まずドライヤーの存在に慣れさせる
ドライヤーきらいの克服の第一歩・・・
それはドライヤーの存在自体に慣れさせること!
ドライヤーを使って犬の体を乾かす前に、普段から
ドライヤーを見せて、少し離れたところで作動させるとか、
飼い主さんが体に風を当ててみるとかします。
慣れてきたら遠くから犬に軽くかぜをあててみるといいでしょう。
音や風が苦手なら「弱」にして犬の遠くで使います。
もしドライヤーを使って静かにできたら
ご褒美としておやつをあげます。
そうすることで次第にドライヤーに対する抵抗や
苦手意識がなくなっていくでしょう。
うちで預かっていた盲導犬候補のラブラドールも、
こうしたことを繰り返していくうちにドライヤーに
慣れていきました。
シャワー後、犬にドライヤーをかけるやり方!
シャワーが終わったら、清潔で吸水性のいいタオルで
しっかり水分をふき取ってあげましょう。
タオルで水分をふき取るとドライヤーをあてる時間が短くなります。
ドライヤーを使う際は
- 正面から風をあてず、背中から!
- ドライヤーは犬の肌から30㎝ほど離して!
- コームやスリッカーブラシを使い、毛を逆立てると早い!
- 温風と冷風をときどき切り替えて!
ドライヤー中静かにできたら、思いっきりホメてあげましょう。
おやつをあげてもいいですね。
うちにいたパピーもそんなふうにしていました。
最後にはドライヤー中、気持ちよさそうにしていました。