ご主人?それとも仲間?犬は飼い主のことをどう思っているの?
犬と人間の歴史は7,000年とも10,000年とも言われています。
ペットとしても使役犬としても、もはや社会に欠かせない
存在の犬ですが、犬は人間のことをどう思っているのでしょうか?
仲間?ご主人?恋人?私たちが考える以上に、犬は私たちのことを
理解しているのかもしれませんよ。
集団行動をしていた犬
犬はかつて群れを作って集団行動をしていました。
その集団の中では序列があったため、ペットとして
人間の中にいても、はっきりとして上下関係を意識しています。
つまり飼い主さんは頼れるリーダーであり、リーダーに
対して服従心を持っているんです。
時には犬が飼い主より上だと思うことも・・・
もし犬が飼い主より自分の方が上、と考えてしまったら。
飼い主をリーダーとして思っていないのですから、
言うことを聞かなくなってしまいます。
そうなると家族が犬に振り回されてしまうことに
なってしまいます。
食事の順番は犬が先、人間の食べ物を気軽にあげる、
散歩中は犬が行きたい方向に行かせる、
などの行動を繰り返していると、犬はいつしか
家族の中で自分が一番上と思うようになってしまうんです。
飼い主がリーダーと愛犬に認識させるには?
- 犬の食事は人間が終わってから
- 散歩中は犬が行きたい方向とは違う方向に行く
- 体中をまんべんなく触る
- 犬と一緒の布団、ベッドでは寝ない
- 家族が使うソファにはのらせない
- 常にアイコンタクトの練習をする
これらの行動をすることで、犬は家族の中で
一番下だと認識するようになります。
飼い主さんは、常に犬が飼い主さんをリーダーだと
思うような行動をとるよう心掛けてくださいね。
飼い主の感情を鋭く読み取る犬
そんな犬たちは、人の感情をかなり鋭く読み取っているようです。
飼い主さんが悲しんでいるときはそれに寄り添おうと
しますし、飼い主さんがうれしいとワンちゃんもうれしくなります。
また犬嫌いに人に会うと、犬も緊張するとか?
飼い主さんの声のトーン、溜息、物音などをきちんと
理解して反応する、という研究結果もあるくらい、
ワンちゃんは人の感情を理解しているようです。
飼い主の気持ちはすっかりお見通し、そのくらい
犬は人のことが好きなのかもしれませんね。